僕が就労移行支援を知るまで Vol.2

エミリア本町体験入所日①

体験入所日の朝、僕はすごく憂鬱でした。
というより、体験入所が決まった日からずっと不安でいっぱいでした。

実際どんな所なのか?
どんな人たちがいるのか?
そこへ行って僕はなにができるのか?
僕なんかがはたして受け入れてもらえるのか?

そんなことばかり思っていました。

やっぱり行くのやめようかな・・・。

実際そんなことも考えていました。

事前に支援員の方からは、日時や場所、持ち物などの連絡を電話で受けていました。

まずそういう場所にどんな服装で行けばよいのかも分からないので聞いてみると、普段着で来て下さいねと。

とは言われてもどんな服装で行くのが正しいのかも分からないので、悩んだ結果スーツを着て行くことにしました。

電車に乗って向かうのですが、会社を退職してからはスーツを着ることはなかったし、2週間に一度の心療内科への通院以外では電車も利用することはなかったので道中の電車の中でもすごく緊張と不安でドキドキしていました。

そんな気持ちのまま現地に到着すると
支援員の方が出迎えてくれたのですが、
とても笑顔で丁寧な応対で僕を迎えてくれました。

そして、面談室に案内されてお互いに自己紹介を済ませると、さっそくエミリア本町について説明をしてくれました。

まず、

「就労移行支援」とは、

就職に悩みや不安を抱えている様々な障害をもつ人たちが集まって、まずは体調や生活のリズムの安定を目指すこと。

そして就職に向けた準備をするために職業訓練プログラムを受け、支援員たちのサポートを経て将来的に就職を目指していくということ。

また、就職が決まったら終わりというわけではなく、就職後も本人が安心して仕事ができるように必要なサポートは随時継続しておこなっていくなどの障害福祉サービスを利用者に提供する事業所である。

という説明を受けました。


エミリア本町ではそういった支援をする支援員たちを「サポーター」、支援を受ける利用者を「メンバー」と呼んでいます。

すごく丁寧に説明をしてくれたのですが、今思うとその時は説明を受けた内容全部は理解できていなかったです。

次に職業訓練のプログラム内容は、

就職で必要な社会人としての基礎知識を身につけるための講座や、業務で実用的なパソコン操作など就職に特化したプログラムをはじめ、他には英会話、デザイン、介護の講座など・・・

多様に幅広いプログラムがあることを知りました。

また、僕がこれまでに過ごしてきた職場での出来事や、僕の現在の病気の状態や精神状態など・・・。他の人にはなかなか話しづらかったことも、サポーターは全て受け入れてくれて、とても親身になって僕の話を聞いてくれました。

気がつけば僕は自分からどんどん話をしていて、
だんだんと緊張や不安もなくなっていました。

サポーターとの説明や面談などを一通り終えた後は、

じゃあこれから実際のプログラムを見学しにいきましょうか

となり、メンバーさんたちがいる訓練室に向かいました。

僕が就労移行支援を知るまで Vol.3
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